バスラマ 31号
(1995年8月25日発行)



【絶版】
刊行時定価1,400円
(本体1,359円+税)
A4判 104ページ

ISBN 4-938677-31-8
 同一内容をPDFデータにて
提供しています。


CD-ROM PDF復刻版
定価1,080円(本体1,000円)
No.31およびNo.32を収録

【主な内容の紹介】

●ユーザー訪問
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宮城交通

 宮城交通は宮城県内全域に路線を広げるバス会社で、かつて県内をエリアとしていた3社が1970年に合併して成立した。5,000Kmを超える路線域は全国有数の規模であり、先代のような都市部から過疎エリアまで、多彩な環境でバスを運行する。
 宮城交通に取材し、屋台骨となっている仙台市内中心部の路線バスや過疎路線維持への提案、好調な昼行高速バスの様子や、不況と言われる貸切バスの現状などを聞いた。保有車両をアルバム形式で紹介するほか、都市間バスやローカル路線などの試乗記、少し昔の宮城交通バスなど関連記事を掲載する。

新型トヨタコースター
 4月末に発表された新型コースターから、最上級グレード・スーパーラウンジAT車に試乗した。新たに出力・トルクともクラストップのエンジンを得ている。またトヨタは小型バスAT化のトップを走っているが、新型エンジンとのマッチングは果たしてどうなのか。東京から箱根まで、早めのペースの試乗を通じて確かめた。また新型コースターの特徴を開発担当者に聞いた。

動き始めたバスのAT化
 1年前のNo.25に引き続い、オートマチックトランスミッションを特集する。日本のバスのAT化は30年以上もの歴史があるにも関わらず、普及は遅々として進んでいない。しかし国内のバス業界にもトルコンATを受け止める機運の着実な高まりが実感できる、新たな動きが目立ってきた。
◆大阪市交通局の中型路線バス 三菱ふそうMK+エクセディPATM
◆待望のAT大型シティバスいよいよデビュー 日産ディーゼルKC-UA460NAN+ZFエコマット
◆新たな市場展開で日本のシティバスのAT化を推進 コマツZFオートモーティブ社長インタビュー
◆セミAT ESCOT-IIの実力を探る 日産ディーゼルが重トラクタと後2軸バスに搭載

特集 バスラマのアジアバス紀行2 シンガポール&フィリピン編
◆シンガポールは東南アジア諸国の要に位置する。そのシンガポールのバスはSBSとTIBSの大手2社で寡占されており、限られたエリアということもあってカードシステムなど運賃体系が確立されている。
◆フィリピンでは同国最大のバス事業者ビクトリーライナーを訪ねた。マニラ北部にある同社整備工場では、もはや日本では見かけなくなっていたあらゆる種類の分解修理・修繕、整備作業が行われていた。このほかバスを組み立てている日野自動車現地法人のピリピナス日野を訪問し、バスづくりの様子を見学した。
◆シンガポール発マレーシア行き国際長距離バスの乗車記を掲載。

阪神大震災と神戸市営バス
 阪神淡路大震災発生から200日余り、被害が集中した神戸市の復興も軌道に乗り、人々の生活はようやく平静を取り戻しつつある。神戸市営バスを訪問し、「あの時から今日まで」を取材した。早朝、運行中や出勤中、乗務を控えて待機中だったドライバーが語る地震発生時の様子、ライフラインが途絶した中でのバス輸送確保・回復、混乱する復興途上の運行の様子や取り組み、得た教訓や感じたことなどをありのままに語っていただいた。

●ネオプランの小型観光バス上陸
 ネオプランの日本総輸入代理店・中央交通は、全長7m、乗車定員20人の小型観光バスN8006インターシティーライナーを稼働させている。。

粒よりのレポート、連載ほか
●京王帝都で床面530㎜のワンステップ車を一挙導入
●夏の富士山周辺で注目を集めるバス2題
●NEW MODEL 三菱ふそうエアロミディ&大型9mバスシリーズ/いすゞスーパークルーザー/日野レインボー/日産シビリアン/日野セレガ/三菱ふそうエアロキング&エアロスター超低床仕様/いすゞLR&GR
●九州縦貫自動車道全通/いすゞ災害救援車シリーズデビュー ほか
●めざせバス運転手!前編
●私の知っているバス達 いすゞバスその2 リヤエンジンバスBCシリーズ、BA~BRの時代高速バス時代の幕開けなど
●海外記事 香港:香港のスカニアダブルデッカー
        オランダ:2つのコーチ事故と安全性の論議ほか
●新車一覧 北海道中央バス(平成6年度・7年度前期)/京都市交通局(平成6年度)/札幌市交通局(平成6・7年度) ほか

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