定価1,471円 (本体1,362円+税)
A4
96ページ
ISBN 978-4-89980-132-0
バスラマ 132号
2012625日発行)
●バス事業者訪問156
東京ベイシティ交通

 東京ベイシティ交通は千葉県浦安市をエリアとする京成グループのバス事業者である。同社は京成電鉄とオリエンタルランド(ディズニーランド運営会社),浦安の埋め立て開発を推進した三井不動産が出資して設立されたユニークなバックグラウンドを持つ。当初はディズニー輸送を担った同社だが,浦安市の発展に伴い市域に路線網を拡大し,今や浦安市民の日常になくてはならない存在となっている。
 東京ベイシティ交通の現況をご紹介するとともに,車両アルバムとアーカイブス,在籍車両一覧を掲載。
●バス事業者訪問157 
日立自動車交通

 東京都足立区を本拠とする日立自動車交通は高度経済成長期にタクシー会社として創業し,現在はグループ全体でタクシー250台あまりを擁する。同社は近年,福祉輸送を端緒にバス事業にも乗り出し,都内各地のコミュニティバスの受託で目にする機会も増えているほか,一般路線にも進出するなど積極性が目立つ事業者である。
 日立自動車交通の現況をご紹介するとともに,車両アルバムと在籍車両一覧を掲載。
●快走!小排気量+7速MT 日野セレガRU1A系
 5月に日野セレガがモデルチェンジし,新たにディーゼル車にも小排気量エンジンを搭載したモデル(QRG-RU1A系)が追加された。
排気量9リットルのターボエンジンに7速MTを備える新型セレガ,果たしてトルクはどうなのか,加減速や排気ブレーキを含む制動性,そして燃費はどうだろうか。新型セレガで坂道の続く高速道路や峠越えの国道を走り,印象をお伝えする。
●特集 改めてバスの安全を問うIII
バスにとって安全運行は大前提であることは言うまでもない。バスラマは以前からバスの安全性について考える特集を繰り返しており,No.130からは「改めてバスの安全を問う」として連載を行ってきた。しかし去る4月末に関越道で重大事故が発生し,数々の法令違反やあってはならない杜撰な運行の現場,そして過酷な運転環境が明るみに出た。図らずも本誌が懸念していた「非安全」すなわちあってはならない危険要素が全て盛り込まれてしまった悲劇が発生した。
 今回は業界リーダーからの緊急提言や読者からの提言を中心に取り上げる。なお読者の皆様からのご意見も引き続き募集している。

●今回も盛況!体験型イベント 2012バステクフォーラム

ぽると出版が主催する最新のバス・バス技術・用品機器に触れられる体験型イベント,バステクフォーラムが開催された。3回目となる今回は会場を大阪北港に移して行われた。会場には以前にも増して多くの参加者があり,最新の車両や技術などを試す機会を得た。
●スカイツリー関連のバスの話題
去る5月,墨田区に世界最高の自立式電波塔・東京スカイツリーがオープンした。東京の新たなランドマークとなるスカイツリーには,開業に合わせて各社局が新路線や新経路を設定。また東武バスではオリジナル車両を用意して,上野・浅草と結ぶスカイツリーシャトルの運行を開始した。シャトルを詳解するとともに,スカイツリーに集まるバスを一挙ご紹介する。
●公営バスから民営バスへ 明石市と呉市の場合
2012年3月を以って明石・呉・苫小牧の各市で運行されていた市営バスが民営移管した。公営バスの民間移管は果たして利用者からどう受け止められているのか。民営移管からおよそ1ヶ月を経過した明石および呉の現場を取材,変化の様子をレポートする。
●14年ぶりに新拠点開設 京浜急行バス新子安営業所
京浜急行バスは4月に横浜・新子安に新子安営業所を新設した。京急バス本体の営業所としては,14年ぶりの新設である。新営業所には空港路線や夜行都市間路線など高速路線が移管された。最新鋭の営業所を訪問し,高速路線を抱える営業所ならではの施設や最新の設備などを取材した。

粒よりの最新レポート、連載ほか

●神奈川中央交通,都内初の連節バスを町田市に導入
●広島県福山市 元気なボンネットバスに会える街
●電気バスの話題
●バス事業のあり方検討会報告書の概要
●各地の新車から
●新車一覧(東京都交通局/大阪市交通局)
●海外記事 香港:さらばホットドッグ!,韓国:2012釜山モーターショー
ほか