定価1,471円 (本体1,362円+税)
A4
96ページ
ISBN 978-4-89980-137-5
バスラマ 137号
2013425日発行)
●バス事業者訪問163 全但バス
 兵庫県北部の但馬を地盤に,一世紀近い歴史を持つ全但バス。城崎や出石など観光地を抱える但馬は,実は過疎高齢化が進んでいる。全但バスは地方部の足として路線網を維持してきたが,利用者の減少が深刻化している。同社は県内大手事業者の支援を得るとともに,地域の自治体と協働し,地域の足を維持する方法を探っている。広域エリアのコミュニティ化やスクールバス等の統合転用などの施策,さらに利用実態を綿密に調べ,出来る限りのことをして利用者の増加につなげるなど,効果が出始めている。さらに著名観光地や豊かな農産物を活用し,エリア外から人を呼び込む努力を重ねている。
 長年にわたり地域に定着した路線バスを運行している全但バスの現況をご紹介するとともに,車両アルバムとアーカイブス,在籍車両一覧を掲載。また大幅なコミュニティ化に転じた沿線2自治体にも取材した。
●バス事業者訪問164 東北急行バス
 長距離都市間バスの草分けの1社である東北急行バスは,社名のとおり東北方面への都市間路線をおよそ半世紀にわたって運行してきた。同社は東武鉄道傘下の事業者としてグループ内の長距離高速路線を一手に引き受けており,21世紀に入ってからは近畿や中国地方にも路線を拡大している。
 都市間路線に特化したユニークな事業者の今をご紹介するとともに,車両アルバムと乗車レポート,アーカイブス,在籍車両一覧を掲載する。
●三菱ふそうの最新安全技術〈AMB,MDAS〉を体験する
 三菱ふそうMS9シリーズに衝突被害軽減ブレーキAMBが搭載された。衝突の危険性を検知した場合,自動ブレーキが介入して速度を抑制し,衝突被害を軽減させるブレーキである。またMS9には運転注意力モニターMDASをはじめとする様々な安全技術が盛り込まれている。AMBをはじめとするこれら技術をご紹介する。

●エルガハイブリッド運行の現場から 東京都交通局

各地で導入が進むエルガハイブリッド。東京都交通局は8台を運用する最大ユーザーとなっており,そのうち4台が深川車庫に集中配置されている。これまでのハイブリッド車やディーゼルエルガと異なるエルガハイブリッド,果たしてドライバーはどう感じ評価しているか。運行の現場を取材した。
●いま注目のリビルドターボチャージャー ターボテクノサービスを訪ねて

バスのエンジンが無過給大排気量から過給小排気量に変わって久しく,運行中常時高回転を続けるターボ部は,経年疲労がはっきりと現れることが明らかになっている。オーバーホールや故障などの交換時に,近年はリビルド品にも注目が集まる。ターボチャージャーのリビルドを手がけるターボテクノサービスを取材した。

●タイヤ最新情報
タイヤはバスの安全運行や燃費に密接に関わる重要なアイテムである。メーカー各社とも毎年のように改良を行い,省燃費やロングライフなどの性能面の向上や,リヤダブルタイヤを置き換えるワイド幅シングルタイヤなどの新提案を行っている。今回の記事は,低燃費タイヤと空気圧モニタリングシステムの2本立てで構成する。住友ゴム・ダンロップの新しい低燃費タイヤの解説と,トラックを利用した高速道路での公開燃費テストをレポートする。また横浜ゴムが開発しバスにも採用されているタイヤ空気圧モニタリングシステムが一新された。新しくなったHiTESをご紹介する。

粒よりの最新レポート、連載ほか
 
●公営バスの動き 東京都交通局/大阪市交通局
●鳴門市営バス 64年の歴史にファイナル
●西日本初!神姫バスの連節バスが走り出した
●箱根登山バスで小田急グループのバスフェスタ開催&各地のイベントなど
●バス・トラックをもっと身近に!三菱ふそう&さくら市のイベント
●各地の話題 小松市のポンチョEV/奈良交通70周年記念車/東京の水陸両用バス ほか
●バスのカタログ いすゞLT/LTキュービック/エルガLT
●各地の新車から
●2012年度スーパーハイデッカー・低公害バス,2012年度下期ノンステップバス採用実績
●新車一覧(横浜市交通局/神戸市交通局)
●海外記事 香港:香港バスラリー2013
         韓国:2013ソウルモーターショー
ほか
バックナンバー 昔の事業者訪問
前号 バスラマNo.136 の案内はこちらから