バスラマ 185号
(2021年4月25日発行)


定価:本体1,362円+税

【税込価格】1,498円
〈本体価格1,362円〉
A4判 96ページ

ISBN 978-4-89980-185-6

【主な内容の紹介】
●バス事業者訪問
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福島交通

 福島交通は福島県最大規模の交通事業者で、福島市と郡山市の2都市を拠点に路線網を展開するほか、鉄道線も運行する。同社は2009年にみちのりグループの一員として新たなスタートを切った。本誌では1999年のNo.56依頼の訪問となるが、その間には新体制への移行、2011年の東日本大震災、2019年の台風災害、さらに2020年からはコロナ禍に見舞われるなどの大きな動きがあった。県央部をメインエリアに、自治体やみちのりグループとも連携して次世代に向けたバスサービス構築を進めている福島交通をあらためて訪問した。
 取材記事と併せて、車両をアルバム形式でご紹介するとともに、車両一覧など関連記事を掲載する。

【特集】
2021春のオムニバス
 コロナ禍でバス需要の低迷が続く中でも、新型バスの導入や、コロナ終息後の需要回復、ドライバー不足を見据えた試みなど様々な取り組みが行われている。全国から選りすぐりの15の話題を、オムニバス形式でお届けする。

・EVモーターズ・ジャパンから新鋭電気バス登場
 新たな電気バスが登場する。このバスは、日本の技術を中国との共同開発ボデーに載せた1台である。
・はとバスの新型オープントップバス
 はとバスがイギリスメーカーと日本仕様を共同開発した新型車を導入した。新車時からオープントップで導入するのは初である。
・平和交通の電気バス
 千葉の平和交通がBYD製大型電気バスと中型電気バスを採用し、路線運行を開始した。
・福岡空港の連節バス
 福岡空港の国内線・国際線連絡バスに連節バスが新登場した。
・京王バスの連節バス
 京王電鉄バスグループが日野ブルーリボンハイブリッド連節バスを2台採用した。
・京成バスの連節バス
 京成バスが運行する連節バスの第三世代に、国産車の日野ブルーリボンハイブリッドが採用された。
・神戸市の連節バス&姫路市・仙台圏の燃料電池バス
 各地で運行を開始した新型バスを、各々ご紹介。
・会津若松の「MyRide」
 会津若松市でAIが実現する新たな移動サービスの実証実験が行われた。
・MaaS Meeting 2021から
 “新しい生活様式”が認知される中で、コロナ以前から提案されてきたMaaSがより身近になりつつあるようだ。
・WILLERの自動運転実証実験
 東京・池袋を舞台に、WILLERの小型自律走行車による自動運転サービス実証実験が行われた。
・西武バスの自動運転
 西武バスと群馬大学が、埼玉県内で国内初となる大型車による営業運行の自動運転実証実験を行った。
・横浜市営バス「みなとみらいループバス」の実証実験
 横浜市交通局が、桜木町を起終点にみなとみらい地区を周回する循環路線およびICT技術の実証実験を行った。
・東急バスのSatellite Biz Liner
 東急グループによる新しい働き方への対応サービス実験として、通勤高速バスの実証運行が始まった。

【特集】
観光バスにはやっぱりガイドさん!
 例年なら春の到来とともに観光シーズンが開幕し、新型貸切車がデビューする傍ら、新たに採用されたバスガイドさんがバスに乗る新人教習を迎える時期となる。以前からバスガイドの成り手不足が言われている。新人ガイドは高卒女性と思われがちだが、業界の固定観念を排した先に、新たなバスサービスの大きな可能性がある。
・帝産観光バス東京支店の場合
帝産観光バスでは高卒・短卒・大卒を対象に門戸を広げている。また同社ではガイド教育にも最新ツールを導入し、教育に活用する。同年次に入社した3人の同期生に取材した。
・頑張る男性バスガイド
女性の職場とされてきたバスガイドの世界だが、各地で少しずつ男性ガイドの活躍も増えてきている。
鯱バス:鯱バスでただ1人の男性ガイドは、旅行会社の添乗員から転じた方。豊かなコミュニケーション力を今の仕事に活かしている。
名鉄観光バス:名鉄観光バスには現在男性ガイドが2名在籍しており、性別関係なく乗客に満足してもらえる雰囲気づくりに取り組んでいる。
はとバス:はとバスは2019年に男性ガイド2名を初採用された。お客様のお供として、旅行の思い出に花を咲かせる役割を目指す。

【レポート】大阪シティバスがモービルアイを一括導入
 イスラエル製の後付型衝突防止補助システム「モービルアイ」は、高速バスや貸切バスなどから普及が始まった。最近は市街地路線バスへの導入例も見られるようになっており、その中から115台に装着した大阪シティバスに、導入経緯や活用状況、その効果などを取材した。

【レポート】エンジンルーム自動消火装置“フォグメーカー” JRバス関東とニチボウに聞く

 欧州では日本より一足早く進んだエンジンルームの密閉度と高過給化によりエンジン火災が目立つようになり、それに対応した自動消火装置の開発と装備が進んだ。日本では10年ほど前から市場展開が進んでいるが、その代表として実績を積んでいるのがスウェーデンのフォグメーカーである。同装備の筆頭ユーザーであるJRバス関東に最近の導入状況を取材するとともに、輸入元のニチボウに取材した。

【短期連載】あの頃のバス 渡邊嘉也さんの写真帖から 
 撮影者の渡邊嘉也さんは京都を拠点に熱心にバスを撮影されてきた方で、その写真にはバスだけでなく周囲の空気感も漂う。長年にわたり撮影されてきた写真から、第一回は滋賀県の江若交通を掲載する。

粒よりの最新レポート、連載ほか
●大阪と京都に電気バス導入
●リッツMCがオンラインセミナー開催
●日産シビリアンが販売を終了
●各地の新車から
●NEW MODEL ヒュンダイ・ユニバース ベーシック仕様
●〈読者の写真〉 東北新幹線代行輸送/日高本線代替バス/西日本JRバスツアー旧型車ツアー
  旅立ちの日 ガイドさんからサプライズ 名阪近鉄バスの粋な計らい
●新バスドライバーのひとりごと 体調管理
●海外連載記事 
 香港:エジプトから来たボルボB8L/MCVエヴォセティ
 韓国:京畿道の準公営「公共バス」
●新車一覧 休載

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