バスラマ 189号
(2021年12月25日発行)


定価:本体1,362円+税

【税込価格】1,498円
〈本体価格1,362円〉
A4判 96ページ

ISBN 978-4-89980-189-4

【主な内容の紹介】
●バス事業者訪問
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京福バス

 恐竜王国・福井の表玄関である福井駅で訪問者を迎えてくれる京福バス。県内北部の事業者が戦時統合して発足した経緯があり、戦後に京福電鉄が周辺バス事業者を吸収合併する中で現在の路線域まで拡大した。鉄道自体は県内から撤退し第三セクター・えちぜん鉄道となったが、バスは今でもフィーダーとしての役割を受け継ぐ。京福バスは、福井市内を中心に県内北部の広いエリアに路線網を持ち、地域の足として、また東尋坊などの奇勝、一乗谷などの歴史遺産、さらに恐竜博物館などへの訪問客への重要な足としての役割を果たしている。
 取材記事と併せ、多彩な保有車両をアルバム形式でご紹介する。また路線試乗記、車両概要や保有車両一覧などの関連記事も併せて掲載する。

【試乗レポート】
登場!三菱ふそうローザ2021年モデル

 三菱ふそうの小型バス・ローザが安全装備やコネクティビティの充実などの改良を受けて2021年モデルとなった。1997年に登場した現行ローザにはこまめに手が入れられており、常にその時代にふさわしい最新のバスであり続けている。最近では2018年から2019年にかけて、駆動系と内外装を一新するメジャーチェンジを行っており、直近の改良で安全装備や搭載機器が充実している。その新型ローザに試乗し、4P10型エンジン+DUONIC(AMT)という組み合わせの相性の良さを、改めて体感した。
◆ここにもローザ
 関連記事として、各地の取材の際に見かけたローザを掲載。ローザはコミュニティバスなど小規模需要のバスサービスへの起用に加え、様々な特装車のベースとなっている。

【イベント】

第7回 バステク in 首都圏に登場した車両&機器
 ぽると出版は11月12日、埼玉スタジアム2002で「第7回バステク in 首都圏」を開催した。コロナ禍でのバステク in 首都圏は2回目だが、出展企業や来場者は前回を上回る規模となった。全国から多数のバス関係者などが来場し、コロナ禍により輸送人員が落ち込む中で、事業の回復に向けた各種の施策や近年重要度を増している環境対応、またより良い利用者・乗客サービスに役立つ情報を求めて各社の展示を見学した。また自らバスのハンドルを握る運転体験、オープントップダブルデッカーやアメリカ製スクールバスなどの客席試乗が行われた。

【寄稿】100年に一度のエネルギー変革は商用EVから始まる!
〈後編〉

 各地で電気バスの話題が急速に増えつつある。かつてはディーゼル車の改造EVしか選択肢がなかったが、今や外国メーカーや輸入事業者、さらに製造は海外で行う国産ファブレス企業などから様々なモデルが提案されている。国産ベンチャーのEVモーターズ・ジャパンは電気バスF8シリーズ4を発売しており、さらに配送EVなどにも目を向けている。後編では、日本のEV充電インフラの現状と抱える大きな課題、それに対応する新たなエネルギーマネージメントの提案とともに、F8シリーズ4が挑んだ富士山登坂チャレンジの結果を報告する。


【レポート】奈良交通がアルファバスECITY L10を実証運行
 奈良交通では県内初の大型電気バスを用いて、世界遺産を巡る観光ルートの実証実験を行っている。実験では、既存のルートでは行きづらいエリアにバスを走らせ、その効果を検証する。奈良交通では、実証実験にアルファバス製電気バス起用した。

【レポート】1運行26Km 国内最長クラスの自動運転バス 埼玉県深谷市で営業運行中

 大河ドラマ「晴天を衝け」の主人公・渋沢栄一ゆかりの地で、自動運転バスが営業運行をしている。地元の深谷観光バスが運行する「渋沢栄一 論語の里 循環バス」は、地元の埼玉工業大学とともに28Kmの区間の大部分-26km-をレベル2自動運転で走行する、国内最長クラスの自動運転を実現した。

【短期連載】低公害バスの系譜をたどる 第1回 ハイブリッドバス その1
 
 本誌では8回にわたり、リフト付きバスやワンステップバス、ノンステップバスなどバリアフリー対応バスの国内における歴史を掲載した。今号からは短期連載として、低公害バスの歴史をたどる。この連載では、低公害バスを“同時代の一般のディーゼルバスよりも低排出ガスの内燃機関バス”と定義付け、ハイブリッドバスやCNGバスなどを取り上げる。第一回はハイブリッドバスの歩みである。

【短期連載】あの頃のバス 渡邉嘉也さんの写真帖から 
 撮影者の渡邉嘉也さんは京都を拠点に熱心にバスを撮影されてきた方で、その写真にはバスだけでなく周囲の空気感も漂う。長年にわたり撮影されてきた写真から、第五回は奈良交通と伊那自動車のボンネットバスを掲載する。

粒よりの最新レポート、連載ほか
●関東バスがアストロメガを導入/JRバス関東がアストロメガを増備
●九州のEV&FCバスの話題
●水陸両用バス・FCバス・電気バスの話題
●北海道北見バスが乗合車の塗装デザインを一新
●少人数向けのハイグレードな“エクセレントバス”
●各地のバスイベント、バスファン向けツアーから
●まぼろしの3軸バス復元プロジェクトが進行中!
●北アイルランドの工業製品紹介にはとバスが一役/高速バス安心推進コンソーシアム/どらなびEXPO2021秋
●世界のバスのニューモデル VDLのニュージェネレーション・シティア
●国土交通省「令和2年度乗合バス事業者の収支状況」から
●各地の新車から/復刻塗装車の話題
●バスドライバーのひとりごと 排気ブレーキの操作、賛否両論
●海外連載記事 
 香港:龍運巴士に全長12.8mのボルボB8L MCVエヴォセティが登場
●新車一覧 休載

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