バスラマ 191号
(2022年4月25日発行)


定価:本体1,362円+税

【税込価格】1,498円
〈本体価格1,362円〉
A4判 96ページ

ISBN 978-4-89980-191-7

【主な内容の紹介】
●バス事業者訪問
236
東洋バス/千葉シーサイドバス

 東洋バスは東京のベッドタウンである千葉県八千代市と佐倉市に路線を展開する独立系事業者で、子会社に幕張周辺を路線域とする千葉シーサイドバスを持つ。戦後間もない時期に、鉄道沿線から離れた地域の利便性向上をねらい誕生した東洋バスは、東京への通勤圏としての住宅地開発や工業団地の造成とともに発展してきた。この数年はコロナ禍にあっても、地域の移動を支える手段としての責務を果たしている。
 取材記事と併せ、三菱ふそうを主力とする車両をアルバム形式でご紹介する。また70年代後半~80年代にかけてのアーカイブス、車両概要や保有車両一覧などの関連記事も併せて掲載する。

●バス事業者訪問
237
群馬バス

 群馬バスは高崎市を本社とする事業者で、高崎や渋川、前橋などに路線を展開するほか、県内最大規模の貸切車を擁する。かつては東急グループに所属したが2001年に独立系事業者として再発足した。以後は地域の足とともに、沿線に多い観光地へのアクセスとして、また都市間路線に参入したほか、豪華貸切車の導入など積極的な施策を進めている。
 取材記事と併せ、車両をアルバム形式でご紹介するほか、車両概要や保有車両一覧、東急グループ当時の車両を記録したアーカイブスなどの関連記事も併せて掲載する。


【特集】

2022 春のオムニバス

 バスは年度が切り替わる3~4月にかけて様々な話題が生まれる。「春のオムニバス」ではそのような話題を集めてオムニバス形式でご紹介する。コロナ禍にあってチャレンジが続くバスの様々な取り組みの中から、10の話題をお届けする。
◆ときがわ町路線バス オノエンスターEV

 埼玉県ときがわ町を走る路線バスで、オノエンジニアリングの全長7m電気バスが間もなく走り始める。
◆小型電気バス 各地でデビュー 美濃加茂市/近鉄バス/那覇バス/
 国内各地の小規模需要路線で、小型電気バスが続々と起用されている。
◆三菱UFJがFCバス導入支援 東京都/大阪シティバス/南海バス
 三菱UFJフィナンシャルグループが、国内各地の水素燃料電池バス導入を後押ししている。
◆筑波大学のFCバス実証実験 トヨタSORA&コースター改造車
 筑波大学が燃料電池バスを活用した防災・感染症対策システムを検証した。
◆三岐鉄道が日野ブルーリボンハイブリッド連節バスを導入
 三重県の三岐鉄道がブルーリボン連節バスを1台導入した。
◆ZMP-ロボットの頭脳を移植して小型電気バスが自動で走る
 ロボット技術スタートアップのZMPが自動運転技術を盛り込んだ小型電気バスに試乗した。
◆WILLERの「レストランバス京都」ランチコースに乗る

 WILLERが京都でオープントップの2階建てレストランバスを走らせている。
◆WILLER EXPRESS ウィズコロナ時代の新たな施策

 コロナ禍・アフターコロナで利用者が求める都市間高速バス提供のための展開を聞いた。
◆しずてつジャストライン安全研修センターが完成
 しずてつジャストラインがバスに特化した最新研修設備を静岡市清水区に開設した。
◆バスターミナル東京八重洲、完成まであと半年
 東京駅八重洲口に建設が進めむ「バスターミナル東京八重洲」の部分開業まで、残り5カ月を切った。

【レポート】

「サウナバス」-引退後のバスに夢を託す!
 新車から廃車まで、バスはどんな一生を送るのか。路線バスは新車採用後に一定のエリアを走り続け、時期が来たら引退する。そこから他事業者に移籍する例もあるが、神姫バスの1台には全く異なる新たなセカンドライフが与えられた。同社の社員が起業した(株)リバースが、路線バスがそのままサウナに生まれ変わった“サウナバス”を企画したのである。
【レポート】
電気バスの運用拡大に欠かせないシュンクの急速充電用パンタグラフ

 日本の電気バスの充電は、車庫で充電ケーブルをつなぐプラグイン式が主流。しかし電気バスはバッテリー搭載量が航続距離の制約となっており、より長時間・長距離の運用には運行中の急速充電が不可欠である。いち早く電気バスが台数を増やしている欧州では、高効率かつ省力化でき、また安全性が高いパンタグラフ充電が増えている。その充電用パンタグラフの大手メーカー、シュンクが日本市場での展開を本格稼働する。

【レポート】
アリソンATの物流&メンテナンス拠点、アスカテクノス新本社を訪ねて

 国産シティバス用トルコンATを一手に供給するアリソンの、新たな物流センターが東京・八王子に完成した。アリソンは国内物流および出荷前工程をアスカテクノスに委託しており、物流センターは倉庫およびアスカテクノス本社機能を持つ。さらにアスカテクノスは東京・神奈川のATメンテナンスも担tgている。新装なったAT物流および整備の現場を訪問した。

【短期連載】
低公害バスの系譜をたどる 第3回 ハイブリッドバス その3

 本記事は短期連載として、国内における低公害バスの歴史をたどる。この連載では、低公害バスを“同時代の一般のディーゼルバスよりも低排出ガスの内燃機関バス”と定義付け、ハイブリッドバスやCNGバスなどを取り上げる。第3回は前回に引き続きハイブリッドバスである。今回は日野自動車が手掛けたHIMRのブルーリボンシティ・ハイブリッドへの進化と、同車をベースに登場した様々なトライアルを解説する。

【短期連載】
あの頃のバス 渡邉嘉也さんの写真帖から 

 撮影者の渡邉嘉也さんは京都を拠点に熱心にバスを撮影されてきた方で、その写真にはバスだけでなく周囲の空気感も漂う。長年にわたり撮影されてきた写真から、第8回は「車掌さんの乗ったバス」を掲載する。

粒よりの最新レポート、連載ほか
PCR検査にグリーンスローモビリティ用電気バスを起用
 東京・世田谷の臨時PCR検査の検査室用に。静岡のタジマ製グリーンスローモビリティ用電気バスが起用された。
●いすゞ・西鉄などが福岡空港で自動運転実証実験/いすゞ・日野・トヨタが電気バスおよびFCバスを開発予定
●新潟市で小型燃料電池バス運行/球磨村で小型電気スクールバス試験運行
●平和橋教習所・どらなびの合同就職説明会&バス運転体験会
●JR九州バスのサービス・安全運転競技会
●No.190バス事業者訪問「名古屋市交通局」の訂正と補遺
●各地の新車から/各地のバスツアーから
●バスドライバーのひとりごと バス停で時間調整をしよう
●海外連載記事 
 香港:馬湾島の赤いダブルデッカー
●新車一覧 休載

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