バスラマ 193号
(2022年8月28日発行)


定価:本体1,362円+税

【税込価格】1,498円
〈本体価格1,362円〉
A4判 96ページ

ISBN 978-4-89980-193-1

【主な内容の紹介】
●バス事業者訪問
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東京都交通局

 東京都交通局が運行する都営バスは、1923年9月1日の関東大震災で壊滅した市電網の代行手段として1924年にスタートし、ほぼ100年間の歴史を持つ。バスは首都東京の重要な移動手段として定着し、地下鉄や都電、新交通と併せて東京23区を広くカバーするほか、青梅地区にも路線網を展開する。本誌では1993年に「都営バスの本」でご紹介したほか、2007年の事業者訪問に登場した。15年ぶりの訪問となったが、順調に増え続けていた利用者はコロナ禍により大きく減るなど、外的影響を受けている。その中でより一層のサービス向上を目指し、様々な試みに取り組んでいる。
 取材記事と併せ、多彩な車両で構成される保有車をアルバム形式でご紹介する。また日々の稼働を支える自動車部車両課自動車工場訪問記事、中扉車が終焉を迎えようとしていた時期のアーカイブス写真、車両概要や保有車両一覧などの関連記事も併せて掲載する。

【特集】

2022バステクフォーラム

 大阪で13回目、首都圏を含めると20回目を迎えるバステクフォーラムが開催された。今回はバステクでは初の自動運転バスが登場するとともに、電気バス4車種5台、燃料電池バス2台が参加し、新時代の訪れを印象付けるものとなった。またコロナ禍にあって、今回のバステクフォーラムは過去最多の来場者を得た。
 全20台が出展された車両の詳解や、自動運転やEDSSなどのデモンストレーション、一堂に会した最新のバス機器・用品、サービスをご紹介する。

【レポート】

Osaka Metro(大阪メトロ)のオンデマンドバス
 大阪メトロ(大阪市高速電気軌道)では、市内の交通不便地域の解消や、より一層の交通利便性向上をねらい、この2021年3月から生野区と平野区でオンデマンドバスの実証実験を開始した。2022年4月からは、北区と福島区でも運行が始まり、サービスエリアが拡大している。大阪メトロに話を聞くとともに実際に利用し、オンデマンドバスを体験した。
 関連記事として、全国各地で展開されているデマンドバス・オンデマンドバス一覧を掲載。

【レポート】
AIが人間をアシスト!WILLERが取り組むロボット点呼

 WILLERはこの5月から、バステクフォーラムにも登場したナブアシストのシステムを採用したロボット点呼を実証運用している。運行前後に義務付けられている点呼は対面が原則だが一定の条件を満たした場合に遠隔点呼(電話点呼、IT点呼)が認められており、WILLERでは将来的な遠隔点呼も視野に入れている。

【短期連載】
あの頃のバス 渡邉嘉也さんの写真帖から 最終回?

 撮影者の渡邉嘉也さんは京都を拠点に熱心にバスを撮影されてきた方で、その写真にはバスだけでなく周囲の空気感も漂う。長年にわたり撮影されてきた写真から、最終回は1970年代後半の京都市で走っていた電気バスである。

粒よりの最新レポート、連載ほか
●小型・コミュニティバス専用新スタッドレスタイヤ TOYO TIRES M937 の実力
●第22回 スルッとKANSAI電車&バスまつり
●国産電気バスが宇都宮に集中配置!みちのりHDと東電HDのコラボでバスEMSを開発
●国際興業が提案するバス業界のコストダウン
●西武バスが石油代替燃料のリニューアブルディーゼルを試験採用
●中京車体工業の新工場が稼働開始
●Visaカードでタッチ⇒決済OKのバスが増えてきた
●吉田季男さんのコレクション
●各地のバスファン向けバスツアーから
●那覇バスに復刻デザイン車
●第3回女性バス運転手の会/リッツMCのバス営業所見学/球磨村で電動スクールバス実証運行が再開
●各地の新車から/全国各地の車両の話題
●バスドライバーのひとりごと 電気バスを運転する
●海外連載記事 
 香港:香港発の電動ダブルデッカー登場
●新車一覧 休載

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