バスラマ 201号
(2023年12月25日発行)


定価:本体1,650円
〈本体価格1,500円+消費税〉
A4判 88ページ

ISBN 978-4-89980-201-3

【主な内容の紹介】
●バス事業者訪問
250
ジェイアール東海バス

 ジェイアール(JR)東海バスは名古屋市に本社を置き、東海地区と首都圏・関西圏との都市間輸送および貸切バスを運行する。同社は国鉄バスが前身で鉄道省営自動車発祥の地を擁するが、全国8社あるJRバスの中で唯一、一般路線を持たず高速路線に特化している。2007年のバスラマNo.102の事業者訪問にご登場いただくとともに、JRバス誕生から30年を迎えた2018年でも事業概要をご紹介した。その後のコロナ禍による深刻な打撃を乗り越えて、人々の移動を支え続けるJR東海バスの“今”を取材した。
 取材記事と併せ、保有車両をアルバム形式でご紹介する。また車両概要や保有車両一覧など関連記事を掲載する。

【イベントレポート】
第9回 バステク in 首都圏
 第9回バステク in 首都圏が12月1日に開催された。今回は大宮駅間近の駐車場を会場に最新鋭のバスや用品・機器、サービスが展示され、出展者・来場者ともバステク in 首都圏では過去最大規模となった。会場には展示15台・試乗4台、計19台のバスが登場した。

【特集】

小規模需要の移動サービス実態調査
 
今や路線バスは地方部のみならず都市部でも車両のダウンサイジングや路線のコミュニティ化・デマンド化が進み、一足先にダウンサイジングが進んだエリアでは、いよいよ路線がなくなり自家用車の有償運行が始まった場所もある。本誌では、これまであまり注視してこなかった小規模需要の移動サービスと向き合い、関東甲信・東北の事業者を対象に実態調査を行った。各地の事業者から回答を得る中で、様々な現実が見えてきた。

【新型車】

速報!いすゞエルガEV
 輸入車やスタートアップが牽引する日本の電気バス市場に、いよいよ国産大手商用車メーカーが登場する。いすゞ自動車は10月26日から11月5日にかけて開催されたジャパンモビリティショーで、新型電気バス・エルガEVを発表し、2024年度の発売を予告した。本誌ではエルガEVプロトタイプ車の客席に試乗する機会を得たので、そのインプレッションと合わせてエルガEVのディテールを速報する。

【海外レポート】
Bus World 2023 最新技術が目白押し、世界最大のバスショーの会場から
 世界最大のバスショー“バスワールド”が開催された。このショーもコロナ禍により前回はキャンセルされたため4年ぶりの開催で、ヨーロッパのみならずトルコや中国などから多数の出展があり、4万人を超える来場者を数えた。出展されたシティバスはほぼ電気バスで水素燃料電池バスも増えていたが、今号は大型シティバスを中心にレポートする。

【レポート】
JR九州のBRT ひこぼしライン快走中!
 2017年夏の豪雨で大きな被害を受けて路線が寸断されたJR日田彦山線が、この8月にBRTひこぼしラインとして生まれ変わった。かつて鉄路が結んだ区間を一般道と線路跡地の専用道を併用し結び、電気バスの導入や新駅設置、利便性を向上したダイヤを設定する。変化に富む豊かな車窓風景が楽しいひこぼしラインを訪問した。

【レポート】
熟睡へのいざない 高知駅前観光が夜行バス用新型シートを提案

 高知駅前観光は高知県でもっとも古いバス事業者の一つ。同社はバステク in 首都圏に「上下移動式リクライニングシート」搭載車両を出展し話題となった。これは乗客席が上下2段になってフルフラットリクライニングする新型シートで、高知駅前観光が自社開発したもの。高知県に同社を訪ね、開発の経緯を聞くとともに実際に乗車し快適さを体感した。

【レポート】
第5回 全国JRバスグループ運転競技会 開催

 全国のJRバスグループが一堂に会し、運転技術や接客サービスを競う運転競技会が開催された。協議会は今回で5回目で、中国JRバス本社・広島市内で様々な競技が行われた。

【レポート】
日野自動車が自家用ナンバーの有償運行をサポート!?

 日野自動車が車両の製造・販売を超えて、地方部の人の移動に携わっている。その対象が白ナンバー、すなわち公共交通空白地帯で増えつつある自家用有償輸送という点が注目を集めている。7月1日から受託サービスを開始した日野自動車に取材した。しそう史

【新・短期連載】
カタログで偲ぶ“平成初期”のバス達 第3回 MS7 三菱ふそうエアロクィーン

 本誌ではこれまでバスメーカーや事業者の技術者が手掛けたバスを回顧する「私の知っているバス達」、系列・車型ごとの特徴や変化を紹介する「バスのカタログ」などで国産バスの歴史を紹介してきた。この連載では焦点を“平成初期”に合わせ、本誌の創刊と歩みを共にしてきた時代のバスを、メーカーカタログを中心に紹介していく。第3回は1985年に登場したスーパーハイデッカ―のエアロクィーン(MS7)シリーズから、1990年5月に発売された平成元年規制(U-)車である。

粒よりの最新レポート、連載ほか
●東急バスが連節バス6台を導入
●しずてつジャストラインがトヨタSORAを採用/小田急バスがBYD K8を導入/BYDが中型バスJ7発売を予告
●第70回中央技術委員会全国大会開催
●Japan Mobility Show 会場レポ―ト
●同窓会!?四国交通のボンネットバスツアー
●神奈中商事「バスマニアックス」本格展開
●学生が主役!バスタ新宿などのプロジェクト/各地のバスイベントから/どらなびEXPO2023秋開催
●各地の新車から/全国各地の車両の話題
●バスドライバーのひとりごと 電気バスを普段使いにする
●海外連載記事 
 香港:KMBに加わったBYD B12D
●新車一覧 休載

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