バスラマ 214号

(2026年2月25日発行)


定価:本体1,650円
〈本体価格1,500円+消費税〉
A4判 96ページ

ISBN 978-4-89980-214-3



【主な内容の紹介】
●バス事業者訪問
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両備バスカンパニー

 両備バスカンパニーは両備ホールディングスの社内カンパニーとして、岡山県を中心に中国地方や近畿地方などで展開するバス事業者である。本誌ではNo.42(1997年6月)で当時の両備バスを訪問したが、その後はホールディングス化とカンパニーの統廃合を経て現在に至る。岡山はかつて都市規模に対し事業者数が多く競合していたが、多くが両備グループとなり、公共交通の再生を自治体と一体となって進めている。同社の公設民営や高速バス乗継などの取り組みは、これまでも話題となってきた。このほか同社は長年にわたりドライバー不足への対応を図っており、積極的な求人施策と待遇向上により対応している。コロナ禍を経て、グループ一体で地域交通の充実を図る同社の最新の状況を取材した。
 両備バスカンパニーの最新状況をご紹介する取材記事と併せ、保有車両をアルバム形式でご紹介する。またアーカイブスや車両概要、保有車両一覧など関連記事を掲載する。

【レポート】
電気バス導入と最新の充電システム
◆関東自動車 エルガEV&みちのりHDのグリーンイノベーション基金事業

 みちのりグループの関東自動車は2025年11月からエルガEVの運行を開始し、電気バス30台(エルガEV:20台、BYD K8:10台)運用している。同社は「グリーンイノベーション基金事業」を通じてエネルギーマネージメントシステムの構築を進めており、その内容とEV運用の現状を取材した。

◆京浜急行バス EV増備に向けて充電設備を増強。久里浜営業所の最新鋭充電器
 京浜急行バスは2022年にEVを初導入して計9台を運行しており、うち久里浜営業所ではBYD K8を3台配備する。同営業所では2025年度末までにさらに3台を増備するため充電設備を増強した。これは電気バスを一度に充電せず、自動で順番に充電することで電力料金を押さえるニチコン製サイクリックマルチ充電器である。


【第29回バスラマ賞】
2025年のバスラマ賞は、新型電気バスと車内装備の新提案の2つを選び授賞式を行った。
◆トヨタe-Palette 用途に応じて様々な夢を実現しよう!

 トヨタ自動車が2025年9月15日に発売したe-Paletteは、バスとしてだけではなく移動店舗・販売車や診察車など多彩な使い方を想定する。また自動運転に向けた準備も進められている。

◆高知駅前観光 より広く快適に、ソメイユプロフォン2号車デビュー!
 高知駅前観光が日本で初めて実現したフルフラットシート「ソメイユプロフォン」は2025年3月からモニター運行が始まり、乗客の声を反映した2号車が登場した。2号車ではフルフラットシートのサイズを拡大するとともに使い勝手など各部を改善し、同社の高知―東京間「フラットン」で稼働している。

【レポート】
トヨタと共同開発 次世代のバス いすゞエルガFCV
 2025年秋に開催されたJapan Mobility Showで、10年後の未来を描き出すプログラムに登場し、注目を集めたエルガFCV。いすゞとトヨタが共同開発する大型燃料電池バスで、いすゞは車体側の開発・設計を、トヨタは燃料電池システムの開発を担っている。トヨタの燃料電池バスSORAの事実上の後継モデルであり、いすゞには初となる次世代燃料電池バスは2026年度中の生産開始を目標としている。開発を担当した両社の技術者に取材した。

【レポート】
フルフラットノンステップを実現するキーコンポーネント “ZF AxTrax AVE”
 
いすゞエルガEVやエルガFCVは、車両最後端までステップの無いフルフラットノンステップを実現したが、そこに大きな役割を果たす電動ポータルアクスルが、ドイツのZFが生産する“AxTrax AVE”である。世界の電動シティバスに広く採用されているAxTrax AVEについて、ZFに取材した。併せてもう一つの方式の電動駆動コンポーネントCeTraxも紹介する。

【レポート】
UDトラックスの通勤バスにエルガEV導入
 
埼玉県上尾市を本拠とするUDトラックスは、上尾駅―本社間に通勤バスを走らせている。これまで2006~07年にかけて導入した日産ディーゼル製大型バスを使用してきたが、2025年12月から2026年1月にかけてエルガEVを計6台導入し、デザインも含め一新した。

【レポート】
相鉄バスが横浜で自動運転実証実験&各地の自動運転バス
 
相鉄バスは神奈川県内各地で自動運転の実現に向けて取り組んでおり、2026年1月から2月にかけて、横浜市内2箇所で自動運転レベル2の実証実験を実施した。鶴ケ峰の実証実験は東海理化の車内AIモニターシステムを搭載した。併せて全国各地の自動運転バスを紹介する。

【レポート】
世界最大のバス専門ショー Busworld 2025の会場から〈後編〉
 
2025年10月にベルギーで“Busworld 2025”が開催された。前編でご紹介した観光車に続き、シティバスや都市間バス。小型バスなどをご紹介する。ディーゼル車のニーズが根強い観光系に対し、シティバス各車は電動化が一層進み、小型バスからフルサイズシティバス、連節バス、2階建てバス、そして都市間路線用にも電気バスがラインアップされたことが目立つ。また燃料電池バスも種類が増えてきた。
◆無公害バス=ZEBの将来展望 ZEB国際会議2025の内容から
 Busworldの会期中、並行してZEB(Zero Emission Buses、無公害バス)に関する国際会議が開催された。これは電気バスや燃料電池バスの普及によるゼロエミッション化を目的とするもので、Busworldの実車展示と併せて政策・技術面の知見を深められるイベントである。前号に引き続きお伝えする。

【レポート】
リビルドターボの生まれるところ ターボテクノサービスの工場を訪ねて
 バス用リビルドターボチャージャーのトップブランド「ターボテクノサービス」は多彩なターボのリビルドを実施するとともに、返却コア調査サービスなどを提供し、顧客から高い評価を得ている。作業はグループのターボテクノエンジニアリングが実施しており、高まるニーズに応じた増産体制に向けてラインを一新した工場を訪問した。

【短期連載】
私はバスのコレクター7 農作業の収穫を分かち合う自分(達)への“ごほうびバス”
 国内のバスコレクターをリレー方式で取材していく本連載、7回目は三菱ふそうエアロクィーン(KL-MS86MP)を保有するオーナーを訪問した。もとは地元のバス事業者で稼働していたスーパーハイデッカ―で、バスドライバーであるオーナーの父親も運転した車両という。自身は家業の農業を発展させつつ、バスを運転する夢をかなえた。

粒よりの最新レポート、連載ほか
●2026年賀状紹介
●読者の写真から 台湾のバス 2026年1月/九州&関西 観光バスウォッチング
●三菱ふそうバスが新たなステップに 台湾の鴻海精密工業と新会社設立
●名古屋市でSRTの運行がはじまった/東京オートサロンの貨物登録ローザ
●NEW MODEL 三菱ふそうエアロクィーン&エアロエース トヨタコースター/日野リエッセII
●各地の新車から
●新・バスドライバーのひとりごと 最終回「三種の神器」
●海外連載記事 
 香港:KBのオープントップ観光路線“ルートHK”/ブラジル:バス研究者の目にとまった諸国の都市間バス

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