バスラマ 194号
(2022年10月25日発行)


定価:本体1,362円+税

【税込価格】1,498円
〈本体価格1,362円〉
A4判 96ページ

ISBN 978-4-89980-194-8

【主な内容の紹介】
●バス事業者訪問
241
ジャムジャムエクスプレス

 ジャムジャムエクスプレスは2013年に高速ツアーバスを運行する事業者として誕生した。同社の母体となったのは「ジャムジャムツアー」のブランドでスキーツアーやテーマパークツアーを手掛けてきたアプライジンググループである。同社は2013年の新高速バス発足と同時に全て高速路線バスに切り替え、快適性や価格などユーザーニーズに対応する多彩な仕様で人気を獲得。コロナ禍にあっても運行を維持し続けてきた。
 取材記事と併せ、ユーザーニーズにきめ細かく対応する保有車をアルバム形式でご紹介する。また乗車レポート、車両概要や保有車両一覧などの関連記事も併せて掲載する

●バス事業者訪問
242
東洋観光

 
東洋観光はNo.192の事業者訪問でご紹介した京浜急行バスの子会社で、横須賀と横浜に拠点を置く。1953年に横須賀で創業して1963年に京浜急行電鉄の完全子会社となり、グループ他社とともに京急ブランドの貸切事業を担ってきた。グループ内の事業再編を経て、近年は京急グループを代表する貸切事業者となっている。同社は観光貸切のほか、特定輸送に強みを持つ。
 取材記事と併せ、保有車をアルバム形式でご紹介する。また車両概要や保有車両一覧などの関連記事も併せて掲載する。

【試乗】
ユニバース・ベーシック仕様に乗る
〈トルコンAT採用で商品力強化〉

 韓国の現代自動車が日本市場で展開する大型観光バス、ヒョンデユニバースは2008年の国内初登場以来、内外装のきめ細かな仕様設定や改良、安全・環境規制への適合を重ねてきた。近年は国内市場で唯一のトルコンATや、ユーザーニーズを反映したベーシック仕様の設定などが行われている。
 今回、ベーシック仕様にトルコンATを組み合わせた最新型ユニバースに試乗する機会を得た。車両は短距離都市間・空港連絡路線等を想定した仕様である。ベストマッチングと言える高トルク型エンジン+トルコンATの操作感はどれほどのものか、あらためて体感した。

【海外レポート】
IAAトランスポーテーションの会場から

 
世界最大の商用車ショーIAAがドイツ・ハノーファーで開催された。隔年開催かつ前回2020年はコロナ禍に中止されたため、4年ぶりの開催である。会場には地元欧州を中心に多彩な車両メーカーや車体メーカー、コンポーネントやシステムサプライヤーが集結し、最新の技術や車両などを展示した。バスのトレンドはコロナ禍前から続く電動化である。バッテリー式EVが目立つものの水素燃料電池は勢いを落とし、その一方で水素を電気分解するのではなく軽油のように燃焼させる水素内燃機関に複数メーカーが参入するなど、ゼロエミッション駆動系の実現に向けて様々な取り組みが行われている。


【特集】

最新バス機器・用品ガイド
 本特集では、車両メーカーやコンポーネントサプライヤー、システムプロバイダーやソフトウェアベンダーが展開する、最新のバス機器・用品や関連コンポーネント、各種関連システム・サービス等をカタログ形式でご紹介する。

【レポート】
◆三菱ふそうバス製造 バス新造のノウハウで既納車のリニューアルに挑戦

 全てのふそうブランドのバスを製造する三菱ふそうバス製造が、新車メーカーならではの高い技術力を活用し、既納車のリニューアルを行う事業を開始した。車両の構造を知り尽くした熟練スタッフにより、新車に見劣りしないリニューアル車を仕上げていく。

◆モビポのVR安全教育システム
 自動運転の開発で使われているVR技術が、バスドライバーの安全教育に活用されている。東京のモビポクリエーションは、VRを用いて実際に起きた事故の状況・経過を再現し、被験者に考えてもらう安全教育システムを開発した。

◆自動運転バスを誘導する道路ペイント

 藤沢市の慶応大学湘南藤沢キャンパス(SFC)で運行中の自動運転バスの運転精度を、特殊な路面ペイントにより高める試みが行われている。人間の目には路面と同化して見える一方で車両のセンサーにははっきりと視認でき、仮想上のレール=スマートレールとして活用される。

堂々復活!旭川電気軌道の3軸バスレストアが完成

 これまで2回にわたりお伝えしてきた旭川電気軌道の3軸バスのレストアが1年3カ月の期間を経て完了し、この9月に車検を受けた。晴れてナンバープレートを取得した3軸バスを、今回は写真中心でお伝えする。

レトロバスに揺られて訪ねる大雪の秋

 北海道の大雪山系は日本一早い紅葉で知られる。紅葉シーズンはマイカー規制が行われており、No.192の事業者訪問でご紹介した道北バスがシャトルバスを運行する。同社では紅葉狩り客の足として、この期間だけ経年車を再登録して運行している。ベテランが勢ぞろいしピストン輸送する現場を訪ねた。

【短期連載】
低公害バスの系譜をたどる 第4回 ハイブリッドバス

 本記事は短期連載として、国内における低公害バスの歴史をたどる。この連載では、低公害バスを“同時代の一般のディーゼルバスよりも低排出ガスの内燃機関バス”と定義付け、ハイブリッドバスやCNGバスなどを取り上げる。第4回は引き続きハイブリッドバスである。今回は日野自動車が手掛けたHIMRのうち高出力から発展した観光タイプ、日野セレガRハイブリッドとセレガハイブリッドと、一代限りで終了したいすゞエルガハイブリッドを解説する。

粒よりの最新レポート、連載ほか
●常滑市“グルーン”がBYD J65で運行開始
●東急バスがオープントップ二階建てバスを運行開始
●バスターミナル東京八重洲がオープン
●MBMサービスの床材加工-水の力で床材を切断加工
●各地のバスイベントから
●住友ゴム タイヤ作業コンテスト/ブリヂストン 技能グランプリ
●各地の新車から/全国各地の車両の話題
●バスドライバーのひとりごと マイク放送を活用していますか
●海外連載記事 
 香港:KMBがMANを続々採用
●新車一覧 休載

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