バスラマ 197号
(2023年4月25日発行)


定価:本体1,362円+税

【税込価格】1,498円
〈本体価格1,362円〉
A4判 96ページ

ISBN 978-4-89980-197-9

【主な内容の紹介】
●バス事業者訪問
245
知多乗合

 知多乗合は愛知県・知多半島中部の半田市に本社を置き、知多半島一帯に路線を展開する名鉄グループのバス事業者である。この3年間は場所や事業規模を問わず日本のバス事業者はコロナ禍に翻弄されてきたが、知多乗合もその例外ではない。ようやくコロナ禍の出口が見えつつある中で、知多乗合は新サービスの取り組みに加え、地域自治体と連携したコミュニティバスの運行などで、地域の移動ニーズに対応を図っている。また同社は燃料電池バスをいち早く運行し、また2022年には電気バスをを一気に8台導入するなど先端的な取り組みを行っている。
 取材記事と併せ、保有車両をアルバム形式でご紹介する。また車両概要や保有車両一覧、地域を紹介する関連記事を併せて掲載する。

●バス事業者訪問246
西表島交通

 
沖縄の西表島は島内の90%が希少動物が生息する亜熱帯雨林という世界自然遺産の島である。西表島交通は島内の公共交通を担う事業者で、有償運行の乗合バスとしては日本最南端・最西端の事業者である。同社のバスは沿岸部に点在する集落を結ぶ生活路線だが、観光客の増加を受けて、遠来の客にも使いやすいバスに向けて様々な取り組みを行っている。また環境保全を重視し、電気バスを導入した。
 取材記事と併せ、多彩な保有車両をアルバム形式でご紹介する。また車両概要や保有車両一覧、アーカイブス、水牛バスなどの関連記事も併せて掲載する。


【特集】
2023春のオムニバス

 年度が切り替わる3~4月にかけて、日本のバスには様々な話題が登場する。ようやく“コロナ後”が到来し人流が回復、また電気バス・燃料電池バスの導入が進むなど、「春のオムニバス」では全国からもたらされる最新の話題を集めて、オムニバス形式でご紹介する。
◆各地の電気バス 
国内各地で電気バスが続々と導入されて注目を集めている。量産型電気バスはこれまで輸入ブランドしか選択肢がなかったが、国内スタートアップがラインアップするモデルの導入も始まった。「春のオムニバス」では最新の電気バスの話題をまとめてご紹介する。
《大型バス》
 西東京バスBYD K8/近鉄バスBYD K8/しずてつジャストライン アルファバスECITY L10/北海道バスBYD K8/西武バスBYD K8/那覇バス EVモーターズ・ジャパンF8シリーズ2/越後交通アルファバスECITY L10
《小型バス》
 宮城交通EVモーターズ・ジャパンF8シリーズ4/京浜急行バスBYD J6/フジエクスプレスEVモーターズ・ジャパンF8シリーズ4/奈良交通BYD J6
◆大新東がSORAを5台増備 
 送迎貸切バス大手の大新東が東京の有明および八王子で燃料電池バスSORAを5台導入した。
◆各地でトヨタSORAが運行開始
 国内各地で導入されているトヨタSORAをご紹介する。名古屋市交通局/神戸市交通局/JRバス東北
◆車両やサービス、施設の話題
 川崎鶴見臨港バスが連節バスを運行開始/東京BRTがプレ2次運行を開始/西鉄CYCLE CARGOが運行開始/山梨交通の特殊ラッピング貸切バス/羽田エアポートガーデンバスターミナル開業
◆リニア・鉄道館で企画展「国鉄バス第1号車のすべて」開催中 
 名古屋市にあるリニア・鉄道館で、2024年1月29日まで企画展「国鉄バス第1号車のすべて」が開催中である。リニア・鉄道館に話を聞くとともに、鉄道省直営のバス事業誕生の背景や当時のバス事情を解説する。
◆SUBARU製品の出発点として「ふじ号」晴れて公開の場に
 富士重工(現・SUBARU)伊勢崎製作所に展示されていた国産初のフレームレスリヤエンジンバス・ふじ号が、SUBARUビジターセンターで展示されている。車両の修復や移動に携わった担当者に取材した。
◆国内唯一のトレーラーバスが引退
 西東京バスが運行してきたトレーラーバスが3月末を以て引退した。
◆JR東海バスのエアロキングV8エンジン搭載車ラストラン
 JR東海バス最後のV8エンジン搭載エアロキングが引退を迎え、ラストランを飾るツアーが開催された。

【調査レポート】

電気バス採用15事業者にアンケートで聞く導入・運用の実際

 
「春のオムニバス」で紹介したように、全国のバス事業者で電気バスの導入が相次いでいる。本誌では2021年・2021年に全国のバス事業者を対象に電気バスに対する意識調査を行った。今回は電気バス導入済み事業者を対象に、運用の実際や導入設備、活用した補助金などを調査した。

【トップインタビュー】
日本バス協会会長 清水一郎氏

 
バスは人々の最も近い場所にある公共交通と言える。しかし3年間に及ぶコロナ禍による大規模な人流の抑制は、それ以前から厳しい状況に置かれてきた日本のバス業界に、さらなる追い打ちとなった。日本バス協会会長の清水一郎氏(伊予鉄グループ社長)にインタビューした。

【レポート】

第3回バスドライバー安全運転コンテスト 東京2023
 東京バス協会では府中運転免許試験場を舞台に、バスドライバー安全運転コンテストを実施した。対象は貸切・定観・高速・空連バスで、昨年10月に開催された一般路線ドライバーを対象としたコンテストの第二部である。

【レポート】
東急バスの遠隔監視型自動運転実証実験

 東急および東急バスが、虹が丘営業所周辺で自動運転モビリティ実証実験を行った。実証実験では地域住民など一般の乗客が利用する中で、遠隔監視による運行管理などが検証された。

【短期連載】
低公害バスの系譜をたどる 第7回 CNG(3)

《今号は休載し、次号で掲載予定です》

 本記事は短期連載として、国内における低公害バスの歴史をたどる。この連載では、低公害バスを“同時代の一般のディーゼルバスよりも低排出ガスの内燃機関バス”と定義付け、ハイブリッドバスやCNGバスなどを取り上げる。第6回は前回に引き続き、天然ガスを圧縮して燃料として使うCNGバスである。1990年代半ばからCNGバスの機運が盛り上がり、前回の日産ディーゼルに続き相次いで参入したいすゞ自動車と三菱ふそう、日野自動車および小型車や輸入車、改造メーカーををご紹介する。

粒よりの最新レポート、連載ほか
●《読者レポート》 マニラのバスウォッチング
●NEW MODEL いトヨタコースター&日野リエッセII/日野セレガ販売再開
●ドライバー志望者に向けた合同企業説明会&バス運転体験会/工房の発車オーライネットユーザー会
●東急トランセのオープントップ定期観光バス/熊本バス110周年記念車
●新しい燃費基準/バス車両のバリアフリー化/住友ゴムの新ビジネスモデル
●バステクフォーラム予告&展示車・試乗車紹介
●各地の新車から/全国各地の車両の話題
●バスドライバーのひとりごと ベテランドライバーの神通力
●海外連載記事 
 香港:KB&LWBが続々とソーラーパネルを搭載中
●新車一覧 東武バス2022年度

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